歴史文化の紹介
飯道山

飯道山

「飯道山」は湖南市・甲賀市水口町・信楽町の境にあり、標高は664メートル。金勝山・太神山ともに修験道を修める信仰の山で、山岳信仰の拠点です。甲賀忍者の修練場であったといわれています。山頂には、奈良時代建立の飯道寺跡があり、付近にはのぞき岩、不動明分け岩、蟻の塔渡し胎内くぐりなどとよばれる奇石・怪石が散在します。山頂に立つと、信楽の山々を隔てて金勝・田上、遠くは京都の鷲峰山や湖水のかなたの比叡・比良の山々を望むことができます。この景勝の地で、織田信長が国見をしたと伝えられています。
庚申山

庚申山

霊峰飯道山の南東の尾根につながる庚申山は、瑞応山竜華院広徳寺がある信仰の山。町内の人からは「庚申さん」と呼ばれ親しまれています。ハイキングコースが整備され、展望台もあります。秋は山全体が紅葉で覆われ、眺望も一段と見事になります。
広徳寺は、今から1200年も余り前に最澄が開いたお寺です。真鍮製造の始まりとなった伝説に由来して、各地から参拝者が訪れます。尚、2013年の山火事で本堂は全焼してしまいました。
岩尾山

岩尾山

岩尾山の地名は、巌という言葉と深い関わりがあるようです。その名の通り、岩尾山には大きな岩があちらこちらに見られ、雄々しい様は印象的です。又、その昔、巨岩が積み重なった山頂やその周辺は、甲賀忍者の修行の場にもなっていたようです。頂上からの眺めは360度の大パノラマで紅葉の季節は山々が真っ赤に色づきとてもきれいです。